
日経平均 | 45,493.66円 △447.85円 |
為替 | 1ドル=148.07円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 19億8,483万株 |
売買代金 | 5兆3141億06百万円 |
値上り銘柄数 | 929銘柄 |
値下り銘柄数 | 630銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 113.33% |
市況概況
週末の米国株高を受けて買い戻しが進み一時大幅高
週末の米国株が堅調、日銀のETF(上場投資信託)売却もすぐに影響があるということでもないことがわかり、先物の買い戻しから週明けの日本市場は買い先行となった。利上げに対する警戒もあり、空売りが積み上がっていたものと思われ、寄り付きの買いが一巡となっても買い戻しを急ぐ動きで上値を試す展開となった。さすがに45,800円を意識すると上値も重くなったが、高値圏で前場の取引を終えた。
昼の時間帯は若干手仕舞い売りに押されて上げ幅を縮小、後場も若干上げ幅縮小して始まった。それでも値持ちのいい展開が続き前場の高値を抜ける場面も見られるなど買い戻しとみられる買いは続いた。ただ、さすがに後場中ごろからは買い戻し一巡となったものから手仕舞い売りに押されるものも見られじりじりと上げ幅を縮小した。45,500円水準で上げ幅縮小も止まったが、最後は手仕舞い売りに押されるものが多く、ほぼ後場の安値で引けた。
小型銘柄は引き続き見直し買いなども見られて堅調なものが多く、グロース250指数やグロース株指数は堅調だった。先物はまとまった売り買いが散発的にみられたが、どちらかというと買いの方に敏感に反応する形でまとまった売りが出ると買い戻しが入るという状況で指数を押し上げる場面も多かった。
ETF(上場投資信託)売却の話も当面は影響がないということで買い戻しを急ぐ動きが続いた。特に買い上がるような材料がないなかで買い戻しが主体で指数を押し上げる図式には全く変化は見られない。それでもさすがに上値の重さがみられることもあり、ここからは一気に調整となるのではないかと思う。配当落ちなどをきっかけに下落となるか、権利取りをきっかけに買い戻し一巡感が強まるかどうかというところだろう。
テクニカル分析
日経平均
引き続き移動平均線や基準線からの乖離も大きく、いつ調整となってもおかしくない状況だ。上値の重さを嫌気しては売られるか、一気に25日移動平均線や基準線までの調整となるだろう。
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当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!