
日経平均 | 45,303.43円 △513.05円 |
為替 | 1ドル=147.4円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 19億0,125万株 |
売買代金 | 4兆8546億95百万円 |
値上り銘柄数 | 913銘柄 |
値下り銘柄数 | 637銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 117.30% |
市況概況
指数先行で大幅高、45,000円を超えて最高値更新
米国市場は利下げを織り込んでまちまちとなったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、本日の日本市場も買い先行となった。特に買い上がる材料があったわけでもないのだが、依然として空売りの買い戻しが主体で指数を押し上げ、買いが買いを呼ぶ展開で大きな上昇となった。節目とみられる45,000円を超えて高値圏で前場の取引を終えた。
昼の時間帯も買い戻しを急ぐ動きなども見られ、後場も高値を更新して始まり、さらに上値を試す展開となった。さすがに45,400円を超えると上値も重くなったが、売り急ぐということでもなく値持ちのいい展開が続いた。指数に影響の大きな銘柄が相変わらず空売りの積み上がりで踏み上げ相場となっており、実際の株式市場とは乖離する形で日経平均だけが大きく上昇した。
小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものも多く総じてさえない展開となった。グロース250指数やグロース株指数は軟調だった。先物は散発的にまとまった買いが見られ、指数を押し上げる要因となっていた。持ち高調整や配当取りのための買いではないかと思われるが指数を先導する形となった。
依然として空売りの踏み上げ相場が続いている状態だ。どこで梯子を外されてもおかしくない状況であるが、上がるから買う、買うから上がるという展開が続いている。ただ、こうした上昇は長続きはしないと思われ、前回の踏み上げ相場も11日で終わっているので、そろそろ天井となり、一気に調整となると思う。明日の日銀の発表をきっかけに売られるという可能性もありそうだ。
テクニカル分析
日経平均
移動平均線との乖離も大きくなっており、調整感が高まっている。いったん25日移動平均線までの調整はあると思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!