
日経平均 | 44,790.38円 ▼111.89円 |
為替 | 1ドル=146.49円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 22億1,716万株 |
売買代金 | 4兆6178億84百万円 |
値上り銘柄数 | 313銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,267銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 119.09% |
市況概況
一時45,000円を超えるも手仕舞い売りに押されて冴えない展開
米国株が軟調となり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られたことから、本日の日本市場は売り先行となった。寄り付きの売りが一巡となった後も手仕舞い売りに押されるものが多く、TOPIXは軟調に推移するなど調整感が強くなった。それでも日経平均に影響の大きな東京エレクトロンとTDKが大きく上昇して日経平均を押し上げ、一時45,000円台に乗せるなど日経平均は堅調だった。
昼の時間帯も買い戻しなどがみられて先物の値持ちはよく、後場も堅調な始まりとなった。それでもやはり45,000円をつけると売られるという状況で改めて上値の重さが確認され、東京エレクトロンとTDKは値持ちが良かったものの、昨日まで指数を押し上げていたソフトバンクGとアドバンテストが大きく日経平均を押し下げる形で冴えない展開となった。指数に影響の大きな銘柄の買い戻しで指数は堅調ではあるが、総じて調整感が強い相場といえる。
小型銘柄もまちまちではあったものの、買い戻し一巡となると手仕舞い売りに押されるものも多く、総じて冴えない展開だった。グロース250指数やグロース株指数は軟調だった。先物はまとまった売り買いが散発的にみられ、指数を先導するような場面もあったが、基本的には上がれば売り、下がれば買いという状況で方向感に乏しい展開だった。
相変わらず目先の需給で指数に影響の銘柄が右往左往してそれに日経平均が振り回されている。相場全体としては調整感が強く、買い戻し一巡となったものから売られるという状況なのだろうし、ここからは上がっても下がっても買い戻しの仕上げ段階となりそうで、さらに買い戻し一巡となったものから売られて全体的に調整となると思う。基本的には戻れば売りということなのだと思う。
テクニカル分析
日経平均
上値の重さが確認されて指数は方向感に乏しい展開だが、どちらかというと下に放れそうな気配だ。いったん25日移動平均線までの調整は見られると思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!