
日経平均 | 44,902.27円 △134.15円 |
為替 | 1ドル=146.87円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 21億2,763万株 |
売買代金 | 5兆0481億98百万円 |
値上り銘柄数 | 1,079銘柄 |
値下り銘柄数 | 493銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 128.28% |
市況概況
堅調な地合いが続き45,000円を超えて最高値更新
日本市場が連休中の米国株はまちまちだったが、シカゴ市場の日経平均先物が高く、連休明けの日本市場は買い先行となった。
寄り付きから日経平均は45,000円の大台を試す動きとなり、寄り付き直後にも買いが入り45,000円を超える場面もあた。45,000円を超えると手仕舞い売りに押され一転して下値を試す動きとなり、節目の44,800円を割り込むとさらに44,600円水準まで下落となった。それでも今度は買い戻しや指数先行で買い戻しも見られ45,000円までは届かなかったものの堅調な水準で前場の取引を終えた。
昼の時間帯も買い戻しを急ぐ動きも見られ、後場は再度45,000円を超えて始まり、いったん45,000円を割り込んだものの今度は44,800円まで下がらずに切り返し。45,000円前後での動きとなった。最後まで値持ちのいい展開ではあったのだが、最後の最後には手仕舞い売りも見られ、後場の安値圏での引けとなった。
小型銘柄も買い戻しや出遅れ感から買われるものも見られ、総じて堅調だった。グロース250指数やグロース株指数は堅調だった。先物はまとまった売り買いが散発的にみられ、指数を右往左往させる場面もあった。基本的には上がれば売られ、下がれば買われる状況ではあるのだが、高値を意識しておりいったん方向が出ると一気に動くという展開だった。
連休明け高アノマリーとなったが、さすがに買われすぎ銘柄には過熱感も出て調整となりそうだ。日経平均が45,000円をつけたということでいったん手仕舞い売りに押される展開となるのだろう。あくまでも空売りの買い戻しでここまで押し上げられたわけであり、特に買い材料があるわけではないので指数に影響の大きな銘柄の空売り次第ではあるのだが、いったん上値が重くなると一気に下押すことになるだろう。
テクニカル分析
日経平均
今日も一部の銘柄で指数を押し上げる形となった。移動平均線との乖離も大きく、気迷い線が続いているだけにいったん下押すと一気に25日移動平均線あたりまでの下落となるだろう。
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当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!