
日経平均 | 44,372.50円 △534.83円 |
為替 | 1ドル=147.71円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 20億4,527万株 |
売買代金 | 4兆9545億65百万円 |
値上り銘柄数 | 698銘柄 |
値下り銘柄数 | 861銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 131.07% |
市況概況
相場全体としては調整感が強いのだが・・・
米国株が冴えない展開となったが、昨日の地合いを受けて夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、本日の日本市場も買い先行となった。
44,000円の水準が上値めどとなるかと思われ、手仕舞い売りに押されるものも多かったのだが、昨日同様にソフトバンクGとアドバンテストに買い戻しを急ぐ動きが見られ、日経平均は44,000円を超えて上値を試す動きとなった。TOPIXや小型銘柄は手仕舞い売りに押されて冴えない展開だった。
昼の時間帯も先物は買われ、後場もさらに上値を試す展開となった。特に買い上がる材料があったということでもないのだが、2銘柄が踏みあげられて日経平均を500円近く押し上げる場面もあった。途中、日経平均にはインデックス的な売りが出て44,000円水準まで下落となったが、ソフトバンクGとアドバンテストが下げ渋り、さらに買い戻しが入ったことで全体的に切り返し、結局は高値圏での引けとなった。あくまでも2銘柄の踏み上げ相場だが、日経平均は大きく振り回された。
小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものも多く、総じて軟調だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅安だった。先物は指数が押し上げられることで先物買い、現物売りの動きなども見られ、買い先行で指数を押し上げる場面も見られた。ただ、方向感を持って主導するということでもなく、上がるから買う、という流れで買われて指数を押し上げた。
昨日同様に2銘柄で日経平均を押し上げただけで、特に買い材料があったということでもなく、いったん上値が重くなると一気に43,000円程度まで下落してもおかしくはないという状況だ。SQ(特別清算指数)算出をきっかけに持高調整の売りなども交えて、大きく調整となるだろう。
テクニカル分析
日経平均
2銘柄のバブル状態で高値更新となったが、移動平均線からの乖離も大きく、調整となるだろう。
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当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!