
日経平均 | 43,459.29円 ▼184.52円 |
為替 | 1ドル=147.01円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 21億1,709万株 |
売買代金 | 4兆7643億27百万円 |
値上り銘柄数 | 617銘柄 |
値下り銘柄数 | 289銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 132.33% |
市況概況
買い戻しを急ぐ動きで一時44,000円台乗せ
米国株が堅調となったこともあり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、本日の日本市場は買い先行となった。
寄り付きの買いが一巡となった後も下げ渋りから買い戻しを急ぐ動きが見られ、一気に44,000円台乗せとなった。それでもさすがに44,000円を超えると手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調となった。ただ、アドバンテストを東京エレクトロンが指数を押し上げ、日経平均は堅調、TOPIXやグロース250指数などはほぼ横ばいで前場の取引を終えた。
昼の時間帯も特に方向感は見られず、後場も堅調ながらも上値の重い始まりとなったが、上値の重さが嫌気されると手仕舞い売りに押されるものも多く、昨日の終値を下回り軟調となった。相変わらずアドバンテストと東京エレクトロンが指数を押し上げていたが、それでも総じて手仕舞い売りに押されて軟調な展開が続いた。引けを意識する時間帯には下げ渋りから買い戻しも入ったが、戻りも鈍く、結局最後は戻りの鈍さを嫌気して売られ、ほぼ安値引けとなった。
小型銘柄も売り急ぐようなことはなかったが、総じて手仕舞い売りに押される形となった。グロース250指数やグロース指数は軟調だった。先物はまとまった売り買いも散発的にみられ、指数を動かす場面もあったが、一方向に断続的に動くということでもなく、乗り換えや持高調整の売り買いが中心だったようだ。
一気に44,000円まで上昇となったが、特に買い上がる材料があったということでもなく、買い戻し一巡となったものから売られる展開となった。まだアドバンテストと東京エレクトロンが指数を押し上げているが、これらの銘柄が買い戻し一巡となれば、一気に43,000円や42,000円まで下げることもありそうだ。いずれにしても買われすぎ銘柄の修正安は始まっており、少なくとも上値の重い展開となるだろう。
テクニカル分析
日経平均
最高値更新となったが上髭陰線でいったん高値を付けた形と思われる。25日移動平均線や基準線までの調整はみられるだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!