
日経平均 | 43,837.67円 △378.38円 |
為替 | 1ドル=147.45円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 20億9,097万株 |
売買代金 | 4兆4726億76百万円 |
値上り銘柄数 | 820銘柄 |
値下り銘柄数 | 725銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 137.42% |
市況概況
買い戻しで指数が押し上げられ堅調
米国株が堅調となったことで夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、本日の日本市場も堅調となった。ただ、特に買い上がる材料もないことから、堅調ながらも上値の重い展開となった。寄り付きの買いが一巡となると手仕舞い売りに押されるものも多かったのだが、ソフトバンクGとアドバンテストには相変わらず空売りが積み上がっており、買い戻しで指数を押し上げ日経平均は堅調な展開だった。
昼の時間帯も特に動きは見られず、後場も堅調な始まりとなり、手仕舞い売りに押されるものも多かったのだが、前場と同じようにソフトバンクGとアドバンテストで日経平均を押し上げ、値持ちのいい展開となった。指数が堅調だから売り急ぐということもなく、特に買われる銘柄が多かったわけでなく、あくまでもソフトバンクGとアドバンテストの踏み上げ相場ということで堅調な展開が最後まで続き高値圏での引けとなった。
小型銘柄は特に買い急ぐということでもなくさえないものが多かった。グロース250指数やグロース株指数は小動きだった。先物も基本的には上がれば売られ、下がれば買われるという状況で乗り換え商いが中心で方向感はみられなかった。
指数は堅調だが、あくまでも空売りが積み上がった銘柄の踏み上げだけということで総じて調整感が強まっている。買い戻しが一巡となれば、一気に売られることになると思う。指数は堅調であるが買われすぎ感が強く、調整となり、いったん上値の重さが嫌気されれば一気に値幅をとっての調整となるだろう。
テクニカル分析
日経平均
引け値ベースで最高値更新となったが、目先の需給だけの相場であり、過熱感も強く、いったん25日移動平均線や基準線までの調整はあるだろう。
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当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!