
日経平均 | 47,734.99円 ▼215.89円 |
為替 | 1ドル=152.46円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 24億4,141万株 |
売買代金 | 5兆8674億53百万円 |
値上り銘柄数 | 557銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,001銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 112.55% |
市況概況
手仕舞い売りに押されて冴えない展開
米国株が軟調となるなかで円安が進んだこともあり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高かった。ただ、目先的な過熱感が強いことや政局への不安なども見られて安く始まり寄り付いた後は買い戻しなども見られて48,000円を超える場面もあった。ただ、買いが続かず買い戻し一巡となったものから売られ、堅調ながらも冴えない展開で前場の取引を終えた。
昼の時間帯も値持ちのいい動きが続いたのだが、後場に入ると改めて上値の重さが嫌気され、48,000円で上値を押さえられて下値を試す動きとなった。特に買い材料があるわけでもなく、高市ラリーも買い一巡感、買われすぎ感からの修正も見られ、手仕舞い売りに押されるものが多くなった。買い戻し一巡感も出て結局はじり安、安値圏での引けとなった。
小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものも見られまちまちだった。グロース250指数やグロース株指数はほぼ横ばいと方向感は見られなかった。先物はまとまった売り買いは散発的にみられたが、一方向に指数を押し上げる、あるいは押し下げるようなこともなく、基本的にはこれまで通り上がれば売り、下がれば買いという指数に連れての動きが中心だった。
上値の重さが確認されると買い戻し一巡となったものから売られるという展開になった。当面の高値をつけたということで、ここで空売りが積み上がっていなければ明日以降一気に下値を試す動きも見られるのではないかと思う。週末にかけてオプションSQ(特別清算指数)算出に絡んでの思惑で先物主導で右往左往する場面もあるかもしれない。買われすぎ銘柄の修正安はみられるのではないかと思う。
テクニカル分析
日経平均
買われすぎ感が強く調整となりそうだ。25日移動平均線や基準線までの調整もみられるのではないかと思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!