
日経平均 | 48,088.80円 ▼491.64円 |
為替 | 1ドル=152.86円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 27億1,807万株 |
売買代金 | 6兆3382億51百万円 |
値上り銘柄数 | 149銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,442銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 105.00% |
市況概況
全面安だが、日経平均はファーストリテイリングの買い戻しで下げ渋り
米国株が冴えない展開となったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物がしっかりとした動きになっており、オプションSQ(特別清算指数)算出の買いも入り、本日の日本市場は買い先行となった。ただ、寄り付きの買いが一巡となったあとは買い戻し一巡となったものから手仕舞い売りに押されるということで指数を押し下げ冴えない展開となった。ファーストリテイリングが好調な決算を発表して日経平均を押し上げ日経平均は下げ渋ったものの、安値圏で前場の取引を終えた。
昼の時間帯は若干買い戻しも見られたが後場も買い戻し一巡となったものから手仕舞い売りに押される展開は変わらず、一時48,000円を割り込む場面もあった。一方で相変わらずファーストリテイリングが買い戻しも入って指数を押し上げ、日経平均は下げ渋りから戻りを試す動きとなった。最後は逆に手仕舞い売りに押されて日経平均も再度48,000円を維持したものの安値圏での引けとなった。
小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅安となった。先物は戻れば売り、上がれば売りという状況から戻らないから売りという場面も見られた。朝方は買い戻しも見られたがSQ決定後は売り急ぐ場面もあった。
下げ渋り感がみられたが、相変わらず一握りの銘柄で指数が振らされている。値下がり銘柄数もほぼ全面安という水準で調整感が強まっている。ここへきて買い戻し一巡となり、空売りも減少しているものと思われ、ここからさらに指数に影響の大きな銘柄の空売りが積み上がるような展開でもなく、いったん当面の高値をつけたのではないかと思われる。下値を試す展開となるものと思われ、買い戻し一巡となったものから売られるのではないかと思う。
テクニカル分析
日経平均
まだまだ買われすぎ感が強く、調整感が強まっている。いったん25日移動平均線や基準線までの調整はみられるだろう。
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当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!