
日経平均 | 48,277.74円 △605.07円 |
為替 | 1ドル=151.09円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 22億6,608万株 |
売買代金 | 5兆4426億55百万円 |
値上り銘柄数 | 858銘柄 |
値下り銘柄数 | 681銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 101.31% |
市況概況
半導体株、AIバブル株が買われ大幅高
米国株はまちまちだったが、オランダの半導体メーカーが好調な決算を発表して半導体株などが高く、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が買われたことで本日の日本市場も買い先行となった。半導体株やデータセンター関連銘柄などが買い気配から始まり、48,000円を超えて堅調な展開となった。ただ、そ例外の株は冴えないものが多く、48,000円を超えると売られ、割り込むと買われる状況で方向感に乏しい展開となった。
昼の時間帯も買われる場面もあり、後場も48,000円を超えて始まり値持ちのいい展開となった。TSMC(台湾積体電路製造)が過去最高の四半期決算を発表して、ソフトバンクGや東京エレクトロンが大きく買われ、日経平均を押し上げる場面もあった。さすがに買われすぎ感が強く、上値の重い場面もあったが、空売りの踏み上げ相場となっており、大きく指数を押し上げるような展開となった。最後まで買い戻しを急ぐ動きが続き、高値圏での引けとなった。
小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものが多く、総じて軟調だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅安だった。先物はまとまった売り買いは散発的にみられたものの、指数に影響の大きな銘柄に連れて指数が動かされ、それに連れて右往左往する場面が見られた。
日経平均の大幅高だけを見ていると高市ラリー復活という感じだが、半導体株、データセンター関連銘柄などが買われているだけ、それも結局はソフトバンクGと東京エレクトロンの踏み上げ相場という感じだ。買い戻し一巡となると買われすぎの修正安が見られ、まだまだ下値を試す場面もあると思う。
テクニカル分析
日経平均
堅調で値持ちはいいものの上値も重くなっている。少なくとも昨日、今日に空けた窓を埋めるような押し目は見られると思う
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!