テクニカル分析(トルコリラ/円)

10月9日、14日の2回の「陽の陽はらみ」を出し反落

日足、10月6日は上窓明けでボリバン3σ上限へ。10月9日、14日の2回の「陽の陽はらみ」を出してその後は反落。10月3日-17日の上昇ラインがサポート。10月15日-20日の下降ラインが上値抵抗。5日線、20日線上向き。
 週足、ボリバン2σ下限から反発。3月17日週-9月29日週の上昇ラインがサポート。10月6日週-13日週の下降ラインが上値抵抗。5週線、20週線下向き。
  月足、3月-4月の上昇ラインを下抜く。2σ下限から若干上に乖離。3月-9
月の上昇ラインがサポート。4月-8月の下降ラインが上値抵抗。
 年足、2024年で10年連続陰線。その間52円から3円台へ沈む。2025年もここまで陰線。

トルコリラ見通し
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

メルハバ

最高裁、憲法上の権利侵害で、エルドアン大統領の経済権限を制限

 (スウェーデン紙)
トルコの憲法裁判所は、大統領に主要な経済活動に直接影響を与える決定を下す広範な権限を与える法律条項を無効とし、この措置はトルコ憲法に違反すると判断したと、ビアネット・ニュース・ウェブサイトが報じた。

 裁判所は、この条項は大統領に、外貨、貴金属、証券、関連金融商品の移動を含む広範な金融活動を規制する過度に広範な権限を与えているものの、その権限の行使方法や条件が明確にされていないと判断した。裁判所は、このような裁量権は、財産所有、事業活動、私的契約締結の権利を含む憲法上の権利を侵害するものであり、基本的人権と自由に対する制限を課せるのは立法府のみであることを改めて確認した。

エルドアン大統領は議会の監視をしばしば無視し、行政権をますます行使して金融政策や通貨政策を決定してきた。

実際には、この条項は大統領に外国為替取引、貴金属や金融商品の移動、その他の主要な経済分野を規制する権限を与えていた。「トルコ通貨の価値を守る」ための取り組みと位置付けられているものの、批評家は、これらの権限によってエルドアン大統領は法的制約をほとんど受けずに市場に介入することができたと指摘している。

エルドアン大統領は高金利を「諸悪の根源」と呼び、これに強く反対した。この政策は中銀への圧力、総裁の度重なる解任、そして経済学者が「異端」と呼ぶ政策につながった。これらの介入は高インフレを招き、リラの急落を招き、投資家の間では制度的独立性に対する懸念が高まった。

裁判所は判決の中で、このような広範な権限は大統領令だけでは行使できないことを強調した。(国内紙では報道されていないので、さらに追っていきたい)

情報提供元:FX湘南投資グループ
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