| 日経平均 | 50,376.53円 ▼905.30円 |
| 為替 | 1ドル=154.56円 |
| 売買高(東証プライム、以下同) | 27億5,943万株 |
| 売買代金 | 6兆6805億98百万円 |
| 値上り銘柄数 | 617銘柄 |
| 値下り銘柄数 | 940銘柄 |
| 騰落レシオ(25日) | 111.58% |
市況概況
米国株安をきっかけに買われすぎ銘柄が売られ大幅安
米国半導体株などが安く、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が暴落したことから本日の日本市場は売り先行となった。半導体関連銘柄などを中心に売り気配から始まるものも多く、大きく下落して始まり、下値を試す動きとなった。オプションSQ(特別清算指数)は若干買いだったようだが、それでも大きく売られるものが多く、日経平均は一時1,000円以上下げる場面もあった。それでも買い戻しを急ぐ動きなども見られ、下げ渋って前場の取引を終えた。
昼の時間帯も特に方向感は見られず、後場も前場の終値近辺で始まり、戻りかけては戻りきらずに売られるという状況だった。特に買い上がる材料もなく、好決算銘柄などの物色や買い戻しなどがあって値上がり銘柄数が多い状況だったのだが、日経平均に影響の大きな銘柄の下げが大きく、大幅安水準で小動きとなった。最後は若干+A18買い戻しも入り下げ幅縮小となったが、ソフトバンクGやアドバンテストの下げがきつく、大幅安だった。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが散見され総じてさえない展開だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅安だった。先物は散発的にまとまった売りも見られ、指数を押し下げる場面もあった。買い戻しが入っても戻れば売られるという状況で冴えない展開だった。
踏み上げ相場の終焉という感じでちょっとした材料で大きく売られるという状況だ。ソフトバンクGとアドバンテスト、東京エレクトロンが大きく日経平均を押し下げる形で、これまでと反対に日経平均は安いが持ち株は堅調という人も多いのではないかと思う。割安感が強まった好決算銘柄などへの買いは続くと思われ、物色の流れが変わったなかで日経平均は下値模索となるのだろう。
テクニカル分析
日経平均
急落となったがまだ保ち合いの範囲内という状況だ。25日移動平均線や基準線までの下落は見られるのだろうが、そこで下げ止まるかどうかが注目される。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!


