この記事は2025年12月23日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=skyhigh.ring/stock.adobe.com)

2025年12月23日(火)の午後12時半時点に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。

現在の為替相場の傾向や相場観

昨日22日(月)に片山財務大臣が介入を示唆した。

「介入はフリーハンド」といった言葉や「断固」というワードも出て、海外のロング勢が一度やめておこう、という流れになったのではないだろうか。

ただ、現在の156円台は介入するレベルではなく、実弾があるとすればおそらく160円台だろう。

しかしながら、もし介入しても効果がなく、一時的に下がってすぐに戻ってしまえば、ただ単に押し目を作っただけになるので、そういった懸念で慎重になっているところもあるのかもしれない。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは、155.00~159.45円。先週末は、直近高値である157.89円レベル近くで高値引けした。

昨日22日(月)、もし158円台に乗せても具体的な材料が何もなければクリスマス前の閑散とした相場の中で上に行く可能性があると思っていた。

それで予想上値は159.45円に設定した。ただし、160円には届かないというイメージ。戦略としては、155円台で引き続き買い場探しをしたいと考えている。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。