この記事は2026年3月11日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2026年3月11日(水)の午前10時すぎに、現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
下記の添付画像は、WTI原油の日足チャート。原油価格は、3月9日(月)に一時119.48ドルまで急騰するも、10日(火曜)には76.73ドルまで急反落。
G7は、石油備蓄放出に関するシナリオを策定するよう国際エネルギー機関(IEA)に要請。エネルギー相会合を開き、中東情勢の緊迫化に伴う原油市場の混乱への対応を協議。必要に応じて備蓄を放出できるよう備える方針で、放出可能量の検討をIEAに依頼したと、レスキュール仏財務相が記者団に明らかにしたことが急反落を誘引している。
しかし、アメリカのCBSテレビやCNNなどが、米情報機関の情報として「イランが原油輸送の要衝であるホルムズ海峡に機雷を敷設し始めている兆候を捉えた」と報じたことで、再び82ドルレベルで推移。
為替トレーダーを含め、全ての参加者がWTIの価格に注目している。ただ、誰も現在の暴力的に乱高下するWTIの行方を予測できるわけでなく、株も為替もWTIを見ながら乱高下するのみ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
現在、リスク許容度を測るメジャーになっているのがユーロ/スイスフラン。
マーケットが総悲観になる中、ユーロ/スイスフランは一時重要なサポートである0.9000スイスフランを割り込んだものの、スイスのローカル銀行のレポートによれば、SNBがサポートし始めたため、現在0.9045スイスフランまでジリ高となっている。
こうした環境化だと、従来のSNBだといきなり0.9500スイスフランの買い、無制限などといったような手法を強引にマーケットを動かしていたが、やはり米国との衝突は避けたい模様でスムージングオペレーションに終始している。
ユーロ/スイスフランが沈静化したことに加え、米ドル/円も底堅いため、ユーロ/円も183.80円に反発。米ドル/円はイラン紛争勃発前も勃発後も、円は総じて弱い。結果、米ドル/円とユーロ/円の押し目買い。
▽ユーロ/スイスフラン 日足チャート
*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。




