本記事は、新井亨氏、鄭剣豪氏の著書『年収1億円戦略』(フォレスト出版)の中から一部を抜粋・編集しています。

クエスチョン
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年収1億円以上を稼ぎ続けている人は、何をしているのか?

労働ではなく、「仕組み」と「信用」で稼ぐ

日本で実際に「年収1億円以上」を稼いでいる人はどれぐらいいるのでしょうか。

国税庁のデータによると、日本の納税者のうち年収1億円以上の人は、約2万人前後(全体の約0.03%)しかいません。

つまり、>1万人に3人の割合であり、まさに「雲の上の存在」です。

しかも多くの人は、1億円以上を連続して稼ぎ続けています。

ですが、驚くのはここからです。

彼らのほとんどは労働収益で稼いでいるわけではありません。

彼らの所得の中心は、株式の配当、会社売却によるキャピタルゲイン、不動産収入、債券の利息といった仕組みから生まれるお金なのです。

『年収1億円戦略』より引用
(画像=『年収1億円戦略』より転載)

「お金持ちは税率が低い」と言われる仕組みの正体 ── 累進課税制度の真相

そして、もう1つ重要なのが、「1億円の壁」です。

日本の所得税は累進課税制度ですが、年収が1億円超える人は、むしろ税率が下がります。その理由は、年収1億円以上稼ぐ人は給与所得ではなく、「配当所得」や「株式譲渡益」など分離課税(約20%前後)の収益だからです。

一方、サラリーマンの給与所得は累進課税で、最高税率が55%(所得税45%+住民税10%)。つまり、給与所得は働けば働くほど、税金で半分以上が消えます。

それに対し富裕層は、給与所得以外でお金が増える仕組みを持っているのです。

ですが、年収が1億円を超えるような富裕層の多くは、「ズルや優遇されている」わけではありません。

よく誤解されがちですが、彼らが税金を少なく払っているように見えることの真相は、制度の仕組みを正しく理解して使っているからです。

『年収1億円戦略』より引用
(画像=『年収1億円戦略』より転載)
『年収1億円戦略』より引用
(画像=『年収1億円戦略』より転載)

たとえば、給与で1億円を稼ぐと、最高税率は約55%にもなりますが、事業を通じて利益を出し納税し、その会社から「配当」という形でお金を受け取る場合は、事情が異なります。

配当とは、利益を出した会社が、その利益の一部を株主に分配する仕組みです。配当をもらう前には会社として法人税(おおよそ33%)をきちんと納めています。

つまり、配当金は「すでに法人税(33%)を払った後の利益」から支払われているため、個人すると受け取る配当金には、約20%前後の分離課税が課されるのみとなります(合計すると同じ55%に近い税率になります)。

これが「お金持ちは税率が低い」と言われる仕組みの正体です。

お金持ちとは、仕組みを理解して正しく活用している人

お金持ちは、決してズルや抜け道を使っているわけではなく、法律で定められた正しいルールの中で、経済的に効率の良い仕組みを活用しているだけです。

『年収1億円戦略』より引用
(画像=『年収1億円戦略』より転載)

むしろ、彼らはリスクを取って事業を立ち上げ、雇用を生み、社会にお金を循環させている側でもあります。

つまり、「お金持ち=ズルい、優遇」ではなく、「お金持ち=仕組みを理解して正しく活用している人」なのです。

この違いを知ることが、あなた自身が経済的自由を手に入れる第一歩です。

「時間」を味方につけて、「お金を働かせる」仕組みをつくる

ここで大切なのは、「年収1億円を稼ぐこと」よりも「1億円を稼ぎ続けること」です。一時的に成功しても、仕組みに対する理解がないと、富の維持ができません。

たとえば、芸能人やスポーツ選手のように、一時的に大金を稼いでも、その後の仕組みからの収入源がないと破産する人までいます。

一方、配当や不動産収入などは、仕組みさえつくれば、寝ていても入ってくるお金であり、それは時間を切り売りする労働収益とは別の収入です。

世界の富裕層が共通して持っているのは、「時間の自由」です。

彼らは、「お金のために働く」のではなく、「お金に働かせる仕組み」をつくります。時間を支配する者が、最終的にお金を支配します。

一方で日本人の多くは、働きすぎと言われるほど労働に時間を使っています。勤勉で真面目なのはすばらしいですが、労働集約型のままでは限界があります。

いくら長時間働いても、1日は24時間しかありません。だからこそ、「労働ではなく仕組み」「努力ではなく信用」で稼ぐ構造をつくる必要があります。

たとえば、

  • 自分が働かなくても、自動で売上が立つビジネスモデル
  • 安定的に配当が入る資産

といったものを持つのです。つくるのです。

これが、「稼ぐ」から「稼ぎ続ける」へと進化するための分岐点です。

あなたが目指すべきは、短期的に1億円を稼ぐことではなく、時間を味方にして1億円を稼ぎ続ける仕組みを持つことであり、この違いを理解した瞬間、人生の見え方がガラリと変わります。

特別な才能や能力に依存した成功法を語るものではありません。

著者の新井自身も、資金やスキル、人脈を持たないゼロ状態からスタートしています。そこから、年収1億円を連続して稼ぎ続けられるようになりました。

その最大の要因は、努力量ではなく、たった1つの考え方を根本から変えたことでした。

その思考の転換点と、誰でも再現可能な判断基準や行動の積み重ねを、実体験を基にわかりやすく解説しています。

自分の未来がどう変わっていくかを、ワクワクしながら想像しつつ、楽しんで読み進めてください。

『年収1億円戦略』より引用
新井 亨(あらい・とおる)
サブスクD2C総研株式会社代表取締役。ARAIインベストメント代表、株式会社Telemarketing One代表取締役。株式会社RAVIPA代表取締役社長。英国ウェールズ大MBA卒業。年商1,000億の企業のサポートも行なうサブスク業界の第一人者。
中国・北京へ留学し、現地で富裕層向け美容室事業、貿易事業、不動産事業など複数事業を成功へ導く。2024年には東京証券取引所へ新規上場を果たす。サブスク事業やSaas事業のクライアントのマネタイズ実績は累計1,000億円以上。本書共著者の鄭剣豪氏と日本AIロボット株式会社を創業し、日本一のサブスクを決めるサブスク大賞2024にて「AIロボットのサブスク」が特別賞を受賞。医療法人理事に就任し、「新宿クリニック」「新宿消化器内科クリニック」「表参道総合クリニック」「クロト薬局」の経営もしている。国内外の華僑ビジネスにも深く精通しており、「華僑経営オンラインスクール」の塾長もしている。
鄭 剣豪(てい・けんごう)
中国人実業家。剣豪集団株式会社会長。一般社団法人日本中国商会(JCCC)会長。日本寧波商会会長。中国寧波市生まれ。神戸大学法学修士。北京大学光華管理学院EMBA。
アジア貿易、投資ファンド運営、企業M&A、工業団地開発、文化交流事業、不動産開発管理など多岐に事業を行ない、寧波、香港、北京、東京、大阪、北九州など各地に法人を運営。2014年に神戸にあるP&Gジャパンの30階建ての本社ビルを買収したことは日本でも大きな話題となった。経営者として活躍するほか、20年間以上日中友好交流活動に力を入れ、両国のマスコミを通じ、日中友好論者として積極的に活動を展開している。

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『年収1億円戦略』
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