本記事は、大野 萌子氏の著書『いつも感じがいい人はこんなふうに話している』(アスコム)の中から一部を抜粋・編集しています。
自分の短所を長所に変える世界一簡単な方法
リフレーミングとは、ひとつのものごとの枠組み(フレーム)を外して、別の角度から見て解釈する、「リ・フレーミング」という意味です。
これを言葉に対して応用し、ネガティブな言葉をポジティブな言葉に変換してみるのです。
例えば、次のような言い換えのことです。
- 優柔不断→ 思慮深い、優しい
- せっかち→ 仕事が速い
こんなふうに見方と言い方を換えて考えてみると、自分の欠点を長所に言い換えることができます。
思えば、長所と短所はコインの裏表でしかありません。
例えば、「じっくり考える」という性格は、単にその人の持つ性質でしかないのに、ある人から見れば「優柔不断」だし、別の人は「思慮深い」と見える。
じっくり考えるタイプの人が忙しい職場にいれば優柔不断というレッテルを張られますが、もしも学者や先生になれば、さまざまな角度から考えて結論を出す優秀な人ということになるかもしれません。
長所と短所は、見る人の視点や、置かれた状況によって変わるのです。
自分に自信が持てない人、マイナス思考の人が自分の欠点と思い込んでいそうなことも、こんなふうに言い換えてみましょう。
- 気が小さい→ 用心深い
- 神経質→ 清潔、丁寧
- 陰気、根暗→ 冷静、マイペース
- ネガティブ→ 慎重
ものごとはどんなことでも多面的なものです。決して一方向からの見方だけしかないのではありません。
自分では欠点だと思い込んでいることも、違う見方ができるかもしれないと考えれば、新しい発見があり、長所ももっと書きやすくなると思います。
自分を変えようと努力する必要はありません。ただ視点を変えればいいのですから、世界一簡単な長所の見つけ方、といってもいいかもしれません。
また、「感じがいい人」を目指すなら、このリフレーミングを使って話してみると、ぐっと感じがよくなります。
例えば、自信が持てない人やネガティブな人が、「私、優柔不断で、本当にいやになっちゃうのよー」と言った場合、
「それは、周りのことを考えられてるからじゃない?」
「視野が広いからいろんなパターンを想定するからじゃない?」
「私、すごいせっかちなのよね」という言葉には、
「それって仕事が速いってことだよね」
「頭の回転が速いからじゃない?」
など、相手にいやな思いをさせず、見方を変える提案ができるのです。
相手が友人でも同僚や部下でも、子どもでも、対応できる方法です。
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