この記事は2026年5月20日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Aliaksandr Kisel/stock.adobe.com)

2026年5月20日(水)の午前11時すぎに、現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

西原宏一
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行にて為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラーなどを歴任後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。

現在の為替相場の傾向や相場観

米30年債利回りは一時5.19%に上昇し、世界金融危機直前の2007年以来の水準に達している。

イラン戦争によるエネルギー価格上昇でインフレ懸念が強まり、米国を含む各国中銀が利上げを迫られるとの見方から、ここ数週間で世界的に国債利回りが急上昇している。

さらに、拡大する財政赤字も、投資家に長期債保有の対価としてより高い利回りを求めている。

INGグループのベンジャミン・シュローダー氏は「市場は明確に利上げ方向へ傾いた」と指摘。「エネルギー価格の上昇圧力が、単なる一時的なインフレ局面以上のものへ変化することを懸念している」と述べた。

イラン戦争によるエネルギー価格上昇でインフレ懸念がグローバルに高まるのは多くの参加者が懸念した通り。

これだけ、長期金利が上がっているにも関わらず、米国株が高値圏にいるのもある意味凄い。長期金利が5%あれば、キャッシュでも利回りがとれるわけなので。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米長期金利の上昇に伴い米ドル/円は再び159円台にのせている。

これに対して、片山さつき財務相は「断固たる措置を取るときは取る」とG7後の記者会見でコメント。

ドル高の流れの中で、ドル売り介入をするわけなので、限られた弾薬でどこまで効果をあげられるのかを考えれば、できるだけひきつけるか、米国の助けをかりるしかない。

あとは日銀の連続利上げか。

159円台は介入が入ると想定していたが、なかなか入らないため現在は英ポンド/円のショートだけにしている。

米ドル/円は介入再開の可能性が高い160円に最接近したあたりから、ショートエントリーだろうか。

▽米ドル/円 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。