この記事は2026年8月20日(木)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=JOJO.FN&CO.COM/stock.adobe.com)

2026年8月20日(木)の午前10時過ぎに外為どっとコム総合研究所の神田卓也さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券を経て、1991年メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月外為どっとコム総合研究所入社。

現在の為替相場の傾向や相場観

昨日19日(水)は米財務省が長期国債の買い入れ消却(バイバック)の上限を少なくとも2倍に引き上げると発表したことで、長めの米国債利回りが急低下するとともにドルが急落した。

米ドル/円は本日20日(木)日本時間早朝に先週10日(月)以来の158.03円前後までドル安・円高に振れたが、五十日のドル需要などもあって158.40円台に持ち直している。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米財務省によるバイバックについては、発行から時間が経過し取引量が減少した長期債を買い入れることで米国債市場全体の流動性を支えるのが本来の目的だが、今回の増額はこのところ上昇が鮮明だった超長期金利の押し下げを狙ったものと見られる。

もっとも、バイバックの増額はあくまでも「対症療法」であり、これまで米債利回りを押し上げてきたイラン戦争に伴うエネルギー価格の上昇や財政拡張をめぐる不透明感などの改善につながる「原因療法」ではない。その意味では、為替介入と同様に時間稼ぎの措置に過ぎないとも言えるだろう。

米ドル/円は目先的に160円の回復は難しくなったと見るが、米債利回りの低下が続かない限り、157円台に差し込んでさらに下値を探る動きとなる公算は小さいだろう。

米債利回りへの影響という観点からは、イラン情勢を睨んだ原油価格の動向にも注目だ。

▽米ドル/円 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。