この記事は2026年9月10日(木)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2026年9月10日(木)の午前10時過ぎに外為どっとコム総合研究所の神田卓也さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日9日(水)の米ドル/円は、ベッセント米財務長官が「日銀や政策立案者が今後行う措置について十分な情報をもっている」とした上で「胴元は私だ。私に逆らって(円安に)ベットしたいならやってみろ」と異例の口先介入を行ったことを受け、一時152.94円前後までドル安・円高に振れた。
中東情勢の悪化を背景に原油価格が上昇したことから153円台に下げ幅を縮小したものの、米国からの圧力による日銀の利上げ加速期待が強い中、本日10日(木)も上値の重い展開が続きそうだ。
日銀の利上げ観測をめぐっては、本日10日(木)行われる増日銀審議委員の講演および会見に注目したい。なお、増委員は先日の講演で連続利上げや大幅利上げをほのめかせたタカ派の高田委員とは違い中立派(ハト派でもない)と見られている。
現在の為替相場の戦略やスタンス
ドルについては、一昨日8日(火)、昨日9日(水)と米ドル/円が152円台後半で下げ渋った動きから見ても、下値には一定の買い需要があると考えられる。
原油高によって物価上昇が加速しかねないとの見方がくすぶる中、FRBの利上げが意識されるためだろう。
なお、FRBのウォーシュ議長は7月末のジャクソンホール会議で「インフレの高止まりを容認しない」とした上で、FRBには「やるべき仕事がある」と強調した。
そうした中、本日10日(木)のNYタイムに発表される米8月生産者物価指数(PPI)は総合、コアともに前年比の伸びが加速すると予想されている。
明日11日(金)の8月消費者物価指数(CPI)を前に強いドル買い材料にはなりにくいと見るが、PPIが予想に反して下振れしない限り、ドルは底堅さを維持する公算が大きいと見る。
本日10日(木)の米ドル/円は154円台に乗せれば上値が重くなる一方、152円台に差し込めば底堅さを増すだろう。
▽米ドル/円 日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。




