この記事は2026年9月30日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Adnan/stock.adobe.com)

2026年9月30日(水)の午前10時過ぎに、現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

西原宏一
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行にて為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラーなどを歴任後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。

現在の為替相場の傾向や相場観

今週は10月2日(金)の米雇用統計を控えているが、前半のマーケットの注目は豪RBA。

昨日29日(火)、RBAはコンセンサスどおり25bpの利上げを決定。OCR(オフィシャル・キャッシュレート=政策金利)は4.60%と、2011年以来の高水準となった。決定自体は織り込み済みで、市場の関心は、ブロックRBA総裁の会見が「あと3回」という市場の利上げ織り込みを追認するかどうかに集まった。

結果として、総裁のコメントはハト派的と受け止められ、豪ドル/米ドルは7月下旬以来となる0.70ドル割れ。総裁が現行の政策を「引き締め的」と表現したことで、マーケットは、これまでの利上げ効果が浸透すれば需要が鈍化し、インフレは目標圏に戻るという含意を読み取った。

また、理事会の検討対象は据え置きと25bp利上げの二択で、それ以上の大幅利上げは議論されなかったと説明した点も、最もタカ派的な見方を後退させた模様。

ただ、利上げ期待が霧散したわけではなく、OIS(Overnight Index Swap=翌日物金利スワップ)は来年2月または3月の25bpの利上げをまだ織り込んでいる。

そのため、豪ドルの金利面での魅力は後退したものの、急落につながるかどうかは微妙なところ。

個人的には、豪ドル/円の底堅さがスイスフラン/円の下落を阻んでいた面もあり、豪ドル/円が反落するのであれば、クロス円全体が重くなるため好都合と考えている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

本日30日(水)は月末・半期末。

従来であれば円売り需要が期待されるところだが、最近はそうしたフローが分散して明確ではないため、スイスフラン/円のショートポジションは継続予定。

▽スイスフラン/円 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。