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1月22日、ワコールホールディングス <3591> は三愛及び三愛スタイル(以下、「三愛グループ」という)より、水着事業及び下着事業を譲り受け、そのためにワコール傘下に100%子会社である新会社を設立することを発表した。

ワコールホールディングスは 2013年から2015年度までの3ヶ年中期経営計画に基づき、多様化する国内レディスインナー市場での売上シェアの拡大と、レディスインナー事業以外の事業体制整備、また海外事業の積極的な展開による成長力・収益力強化に取り組んでいる。今回の事業譲受により、新たにファッション水着市場が事業領域に加わった。同グループの持つ流通チャネルなどのネットワークを活用することで、顧客との接点拡大を目指し、中国や東南アジアを中心とした海外展開も目論む。

三愛グループは株式会社リコーの 100%子会社であり、三愛銀座本店等の大型店運営事業、水着事業、下着事業、アパレル事業を運営、同社が展開する「三愛水着イメージガール」は知名度が高く、国内ファッション水着販売業では国内最大手だ。平成26年3月期における水着事業の売上高は38.2億円、下着事業の売上高は16.8億円だ。今回、水着事業で8店舗、下着事業で15店舗の常設店舗が譲受対象となっている。

ワコールホールディングスは平成27年4月1日を事業譲受期日としている。「三愛水着楽園」を譲受するとともに、三愛・サンアイ・San-ai について使用許諾を受ける。

なお、買収金額は明らかにされていない。

ワコールホールディングスの株価は1,138円まで下落していたが、14時の同リリース発表後、じわじわと値を戻し、終値は前日比7円安の1,148円となった。

(ZUU online)

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