三井不動産 <8801> は1月26日、米国・ニューヨークで大型複合ビルの開発に参画すると発表した。かずかずのグローバル企業も入居予定の大型施設の運営を進めることで、旗艦物件の開発を推進し、海外の事業展開の加速を同社は図る。
同社が今回、参画を表明したのは、米国でも過去最大級の延床面積を持つ民間開発事業「55ハドソンヤード」。開発が進みつつあったマンハッタンの西部に施設を建設する予定で、オフィスビルだけではなく、商業施設、分譲・賃貸住宅、高級ホテルなどが入居する複合施設となる見通しだ。
発表によれば、コーチやロレアルアメリカ、SAP、タイムワーナーなどのグローバル企業がオフィスに入居する予定で、三井不動産以外の参画企業も大手となっている。具体的には、グローバルに事業を展開する米建設会社のリレイテッドや、カナダの不動産投資・建設を行うオックスフォード社が計画に加わっている。
「55ハドソンヤード」への三井不動産による参画は米国の中心地の一つに大型施設を建設するプロジェクトだが、日系建設会社が米国で事業を展開する事例はほかにも出てきている。例えば、昨年末には、大和ハウス工業 <1925> が米・ダラスで賃貸住宅事業「ウォーターズ・エッジ・プロジェクト」を開始するなどの動きがみられており、日系建設会社の米国展開がさらに活発化するか注目を集めそうだ。
(ZUU online)
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