2月10日、ソフトバンク <9984> は2015年3月期第3四半期決算を発表した。売上高は6兆4,311億円(前年同期比41.0%増)、営業利益7,880億円(同16.2%減)、税引前四半期利益1兆1,172億円(同37.2%増)、親会社の所有者に帰属する四半期純利益5,794億円(同15.9%増)となった。
売上高は、スプリント事業とブライトスターやスーパーセルを含む移動通信事業における売上高が全期間にわたり計上されたことから前期より1兆8,694億円増加した。一方、営業利益はスプリントにおける人員削減関連費用295億円、ソフトバンクテレコムにおける受注損失引当金繰入187億円を計上したことなどから1,527億円減少している。税引き前四半期利益については関連会社であるアリババに係る持分変動利益5,996億円計上したこと等から前年同期よりも3,026億円増加した。
2014年12月31日におけるソフトバンクモバイルの累計契約数は3,740万件となり、純増契約数は147万件となった。第3四半期(2014年12月31日に終了した3カ月間)におけるARPU は、前年同四半期から240 円減少の4,250 円となった。また同期間の解約率は1.34%となり、前年同四半期と比較して0.06 ポイント上昇した。
なお、2月5日に、スプリントは第3四半期において21.3億米ドル(約2,568億円)の減損損失を計上したことを発表したが、ソフトバンク連結決算(国際会計基準)では、資金生成単位としてのスプリントの見積もり公正価値が帳簿価額を上回ったことを理由に、当第3四半期においてスプリントに係る減損損失を認識していない。
(ZUU online)
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