2月13日、アシックス <7936> が2014年12月期決算を発表した。売上高3540億円、営業利益△304億円、経常利益343億円、当期純利益222億円となった。また、同日、2015年12月期の業績予想も発表、売上高4230億円、営業利益330億円、経常利益320億円、当期純利益210億円とした。年間配当は23.5円と前期と同水準を予定している。なお、2014年12月期は従前の3月期決算から決算期を変更したため、変則的な決算となっている。
国内では苦戦したものの、海外での好調ぶりが鮮明だ。
米州地域や欧州地域、オーストラリア、東アジア地域等においてはランニングシューズが好調であったことおよび為替換算レートの影響により、売上高が伸びた。米州地域での売上高は前年同期間比25.8%増1188億円、セグメント利益は同31.4%増の109億円、欧州地域では売上高が同22.9%増の1047億円、セグメント利益は14.7%増の86億円、東アジア地域では上高は同32.5%増の314億円、セグメント利益は 同85.8%増の23億円となった。また、米州における原価率の改善、東アジア地域におけるオニツカタイガーシューズの好調、中国子会社の増収、シンガポール子会社が販売活動を開始したこと等も増収増益に貢献している。
同社の自主管理売場の店舗数は、直営店381店舗、その他パートナーストアを含めると全世界で1,100店舗を超えた。さらに、世界共通のITプラットフォームに基づく同社独自のEコマースサイトでの販売を、これまでの4カ国に加え、新たにドイツ、フランス、スペイン、イタリアで開始している。
(ZUU online)
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