メトロ
(写真=Thinkstock/Getty Images)

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三菱重工業 <7011> 、三菱商事 <8058> 、日立製作所 <6501> 、近畿車輛 <7122> 、Thales(仏)からなる5社連合は、20日、カタール国のカタール鉄道会社(Qatar Railways Company)から、「ドーハメトロ」と呼ばれる同国初の地下鉄システムの受注内示を獲得したことを発表した。都市交通システムとしては世界最大規模のプロジェクトとなり、本システムの完成は2019年10月を予定している。


受注内示を獲得した地下鉄システムは、全自動無人運転の鉄道システム一式で、車両225両(75編成)のほか、信号設備、受配電設備、通信設備、プラットホームドア、軌道工事、トンネル換気設備、検修設備、車両基地建設等からなり、フルターンキー方式(※1)で建設される。今回の契約にはシステム完工後、最長20年にわたる保守も含まれる見込みだ。

このうち、三菱重工業が連合のリーダーとして、受配電設備、プラットホームドア、軌道工事、トンネル換気設備等の供給に加え、プロジェクトマネジメントとシステムインテグレーションを手掛け、車両は三菱商事と近畿車輌が供給する。信号システム、通信・保安システム、総合運行管理センターおよび自動料金収受システムはThalesが供給、日立製作所はプロジェクトマネジメントの一部や、軌道・電車線等のインフラの安全性を総合的に検測する総合検測車や一部メンテナンス設備について供給する。

ドーハメトロは、カタール国の首都ドーハを走行するレッドライン、グリーンライン、ゴールドラインの3路線からなる総延長約86km、32駅の鉄道システムだ。そのうち52kmは地下区間であり、2014年4月に開港した新ドーハ国際空港や、旧市街、高層ビルが立ち並ぶウエストベイ地区、ルセール地区等の市内主要部をくまなく結ぶ交通インフラとなる。

今回の受注内定は、2013年8月に「日本・カタールビジネスフォーラム」を開催するなど、日本政府によるカタール国へのインフラ建設支援を強くアピールしたことも効果をあげた。

中東のカタール国は、豊富なエネルギー資源を背景に経済成長を遂げ、一人当たりのGDPは世界トップクラス。首都ドーハは人口や自動車の急激な増加により交通渋滞が深刻化しており、同国は開発マスタープランである「カタールナショナルビジョン2030」において、公共交通機関の整備を掲げている。将来的には約140kmに及ぶ延伸も計画されており、日本企業のビジネスチャンスはまだまだ豊富と言えそうだ。

※1フルターンキー方式:設計から機器・資材・役務の調達、建設及び試運転までの全業務を単一のコントラクターが一括して 定額で、納期、保証、性能保証責任を負って請け負う方式

(ZUU online)

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