IoT分野で注目の分野は「電力」
なぜなら、IoTは競争が始まったばかりで、リーダーとなる企業もスタンダードを握った技術もまだないからだ。デジタル世界のビジネスで主導権を握るには、技術的な優劣と同じぐらい、その技術がどれだけ広く使われているかが重要になる。技術的に劣っていても、より多くの人が使っているモノが、他の優れたものを駆逐することはよくある。
では、どの分野の囲い込みに注目するか。注目すべきは電力分野だ。2020年には電気事業法の改正により電力の発送電分離が開始される。電力の利用者が柔軟に電力会社を選べるようになるにはIoTの技術が必須だ。
すでに各キャリアは動き始めている。NTTドコモ <9437> は家庭用HEMSのサービスに乗り出している(NTTドコモニュースリリースより)。またKDDI <9433> はマンション向け電力小売業を始めている。(KDDIニュースリリース)そしてソフトバンク <9984> は電力販売という上流から電力分野に参入している。(ソフトバンクテレコム ニュースリリースより)
今後、この分野を誰がどのように囲い込むかが、SIMロック解除以降のキャリア勢力図を左右すると考える。
(ZUU online)
【関連記事】
不動産投資を始めるなら最低限知っておきたい3つのポイント
ソフトバンクグループ再編で狙う新たな事業分野「IoT」とは
日経新聞を含む過去1年分の新聞記事が全て閲覧可?ネット証券は『情報の宝庫』
2015年3月末の“長く持つほど得をする”株主優待銘柄6選!
10万円以下でも買える?2015年の目玉LINE株を上場前に買う2つの方法