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2015年3月17日にジャスダックに上場予定の「エムケイシステム」。本社を大阪市に置くエムケイシステムは、社会保険や労働保険などに用いる業務支援用ソフトウェアの提供を行う企業である。

資本金は5000万円、従業員数は44名、2014年3月期の売上は6億7400万円で、新規公開株の申し込み期間は2月27日から3月5日となる。エムケイシステムの事業内容や業績、公募株数などから、初値が高騰する可能性があるのか探っていきたい。


エムケイシステムの事業内容

エムケイシステムは、主に社会保険労務士事務所や労働保険事務組合、一般企業の人事部に向けて、社会保険、労働保険、給与計算などの手続きをサポートするソフトウェアのASPサービスを提供する企業である。ASPサービスとは、顧客にインターネットを通じてビジネス用のアプリケーションを貸し出すサービスである。


これまでの業績

2012年に黒字転換し、売上5億1133万円、当期純利益が3929万円となった。その後は売上・利益ともに右肩上がりで、2014年度3月期の業績は売上6億7400万円、当期純利益が1億2395万円と伸びた。また、2012年以降のEPSをみると、95.42円(1株=50株の分割調整後EPS)、282円、300円とプラスに推移している。

しかしやはりニッチ分野に特化したソフトウェアを手がける企業なので、業績が伸びているとはいえ、高成長とは言い難い。


エムケイシステムのIPO情報

IPO株の抽選申し込み期間は2月27日から3月5日、当選発表日は3月6日、購入申し込み期間は3月9日から3月12日、上場日は3月17日となっているが、証券会社によって時期が異なることもあるので、こまめなチェックが必要だ。

公募株数は80,000株、売り出し株数は60,000株、合計140,000株が当選する予定だが、100株単位の販売となるので当選は1,400本のみになる。1,400のみと当選本数が非常に少ないので、IPO株の中でも非常に当選確率が低い部類になると予想される。

同日にあと1社上場予定であるが、エムケイシステムと同規模の小型のIPOであるので、そちらの銘柄に投資家が流れることもないだろう。さらに当選本数の少なさと大株主へのロックアップもかかっていることからも、初値が伸びる可能性が比較的高いIPO株と言えるだろう。

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