産業ファンド投資法人

2月25日、産業ファンド投資法人 <3249> が2014年12月期決算短信を発表した。営業収益67億円(前期比3.0%増)、営業利益37億円(同1.8%増)、経常利益28億円(同2.4%増)、当期純利益27億円(同1.8%増)となった。分配金は16911円と前期より294円増えた。続く2015年6月期は営業収益73億円(前期比8.4%増)、営業利益39億円(同7.5%増)、経常利益30億円(同8.6%増)、当期純利益30億円(同8.6%増)を計画、分配金は8625円とした(平成27年1月1日を効力発生日として投資口1口につき2口の割合による投資口分割を行っている)。

本投資法人の2014年12月31日現在の保有資産は、物流施設23物件、工場・研究開発施設6物件、インフラ施設7物件、取得価格の合計は約1820億円、総賃貸可能面積は約76万㎡、平均稼働率については98.8%となっている。

また、同日、新投資口の発行と資金の借入、国内不動産などの取得についても発表、新規借り入れにより118億円、増資により116億円を調達し、「IIF品川ITソリューションセンター」(取得予定価格72億円)など6物件、総額217億円を取得する。一連の施策により、分配金も上昇、2014年12月期(第15期)には8455円だった分配金(2分割考慮後)が、2015年12月期(第17期)には9139円にまで上昇する予定だ。

なお、今回の各種施策により、同投資法人は取得価格2000億円を超える不動産投資信託となる。

(ZUU online)

【関連記事】
今流行りの『ラップ口座』 大手金融機関が推進する理由とは?
【米国現地レポート】米債券市場は危ない?! ノーベル受賞者シラー教授が投資家に助言
日経新聞/日経MJ/四季報まで閲覧可?会員制データベースに自由にアクセスする方法
SIMロック解除は「IoT」競争への号砲 動き出す通信キャリア
10万円以下でも買える?2015年の目玉LINE株をa上場前に買う2つの方法