一般投資家向けの一大イベントの幕が上がった。日本取引所グループ(JPX) <8697> が3月13、14日まで2日間にわたって「東証IRフェスタ2015」を開催している。東京・大阪の2大証券取引所を傘下に持つJPXが音頭をとり、上場企業各社が投資家向けの情報発信に努めている。
東証IRフェスタはJPXが実施する一般投資家向けのIRイベントで、参画している上場企業が一般に投資情報を提供する、個人投資家にも開かている。企業の情報や投資のための情報収集を目指す一般投資家が集う。
担当者によれば、昨年の来場実績は1万7000人で、今回は昨年を上回る1万8000人の来場が見込まれており、1日目には8000人の来場を想定。週末の土曜日に実施される2日目にさらに1万人の来場者数を積み上げる目算だ。さらに、個人投資家が個別銘柄を知り、投資することで企業を応援していってもらえればと、同担当者は話す。
今回の東証IRフェスタには、79社、5団体の合計84の組織が参画し、各社の財務情報や事業の概況、IRの取り組みについて解説。各社が出展しているブースには来場者らが集まり、各社のセミナーやプレゼンテーションに耳を傾ける。
中でも注目を集めているのは、岡三証券 <8609> のセミナーなどで、初日の午前中に集まった個人投資家らが、NISAなどを解説ミニセミナーに熱心に聞き入る姿が見られた。ほかにも、Jリートコーナーにも個人投資家が集まっており、関心の高さを窺わせた。
加えて、東証IRフェスタ2015では、落語家が経済・投資。お金についての問題に解答する金融大喜利や、女性向けの投資のイロハを学ぶ東証女子株会なども行われる予定で、閉幕までに個人投資家向けのさまざまなイベントが開催される見通しだ。
(ZUU online 編集部)
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