Nintendo_DeNA
(写真=DeNA Homepage)

3月17日、任天堂 <7974> と、ディー・エヌ・エー(DeNA) <2432> は、グローバル市場を対象にしたスマートデバイス向けゲームアプリの共同開発・運営及び多様なデバイスに対応したサービスの共同開発に関し、業務・資本面で提携していくことを発表した。

任天堂IP(知的財産)に触れる人口を最大化することを目的に、任天堂IPを活用したスマートデバイス向けゲームアプリを、新規に開発・運営していく。また、PC、スマートフォン、タブレットなどの多様なデバイスに対応した基幹システムを共同開発・構築し、それを用いて、2015年秋に会員制サービス開始する。

ゲーム専用機を中心にホームエンターテインメント分野でのブランドを確立してきた任天堂にとってDeNAは、不得意な分野を拡大させるための最適なパートナーである。一方、モバイル事業に注力し、モバイルゲームをはじめとしたインターネットサービスの分野で世界トップクラスのノウハウを持つDeNAは、任天堂をビジネスパートナーとして迎えることで、さらにゲーム開発において競争力を強め、実績を上げていくことを目指す。相乗効果と両社の中長期に渡る関係強化は強力なものとなりそうだ。

具体的な共同ビジネスモデルや、グローバル展開の詳細は、将来のスマートデバイス・モデルの変化を考慮しながら、今後順次詰めていくという。

それぞれの自己株を相手に割り当てる第三者割当方式で、株式を持ち合う。任天堂はDeNAの発行済み株式総数の10%(1508万1000株、総額約220億円)を保有し、第2位の株主となる。一方DeNAは任天堂の1.24%(175万9400株)を保有することになる。

なお、本業務・資本提携による利益への影響は来期以降となるため、当期業績予想の変更はない。(ZUU online 編集部)

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