(写真=プレスリリース)
私鉄大手の西日本鉄道 <9031> と阪急阪神ホールディングス<9042> 傘下の阪急不動産は24日、ベトナム南部の大手住宅デベロッパー「ナムロン投資株式会社」が取り組むベトナム・ホーチミン市での分譲マンションプロジェクトに参画すると発表した。西鉄、阪急不動産ともに、海外分譲マンション事業は初の取組みで、今後の本格的な海外進出の第一歩にする考え。
新しい分譲マンションの名称は「FLORA-ANH DAO-(フローラ アンダオ)」。アンダオはベトナム語で「桜」の意味を持つ。ベトナムのアッパーミドル層をターゲットとしており、手の届きやすい価格で、品質に優れた住環境の提供を目指す。計画地はホーチミン市中心街から約10km。敷地面積は11,236平方メートル、総戸数500戸。完成予定は2016年7月。
発表資料によると、西鉄はこれまで九州の主要都市や首都圏などで住宅分譲事業を展開しており、海外での住宅事業展開を検討してきた。阪急不動産は関西や首都圏を中心にマンションブランド「ジオ」を展開。阪急阪神ホールディングスは「海市場の開拓による成長」を事業戦略にしており、海外での不動産分譲事業展開を模索していた。
人口約800万人に迫るベトナム・ホーチミン市では人口増加や経済成長が続き、若い世代の住宅需要が高まっている。ナムロンはこの世代層を手ごろな価格帯のマンションを展開しており、今回の共同プロジェクトなどを通じて日本の高い技術などのノウハウを取り入れたマンション展開にも力を入れていく考え。(ZUU online 編集部)
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