今回の選定の40社の企業は?
今回は東証一部上場会社を対象とし、女性活躍に関するスコアリングを実施すると同時に、投下資本利益率(ROI)によるスクリーニングも行い、東証33業種ごとになでしこ銘柄を選定している。基本的に各業種から1社を選定としているが、今年度から企業数の多い業種については2社まで選定可能としている。
東レ <3402> 、住友金属鉱山 <5713> 、日産自動車 <7201> 、ニコン <7731> 、東京急行電鉄 <9005> 、KDDI <9433> が3年連続の選出となった。今年初の選出は、サントリー食品インターナショナル <2587> 、大和証券グループ本社 <8601> 、小松製作所 <6301> 、三井物産 <8031> など。
実際に株価に影響を与えるのか?
今回なでしこ銘柄が発表されたのは3月18日だが、27日現在においては正直なところ、なでしこ銘柄がその発表のおかげで株高に移行しているのかどうか、まだはっきり分からない状況といえる。
ただし、2013年の場合、同年の2月26日に17銘柄が発表され、ユニクロでおなじみのファーストリテイリング <9983> は26.2%上昇し、なでしこ銘柄に入ったことがサプライズとなった大同特殊鋼 <5471> もその後ほぼ一ヶ月で11.8%程度値を上げている。
このように消費財を扱わず、比較的地味なブランドであってもなでしこ銘柄に選ばれたことで株価を押し上げた企業が存在することは確かであり、年度明け以降も選定された40銘柄の動きを継続して追いかけてみたいところだ。特に株価が低く、知名度のあまり高くない銘柄は今後さらなる上昇が期待できそうだ。(ZUU online 編集部)
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