3月31日、KDDI <9433> は、グローバル・ブレインが運営するコーポレート・ベンチャー・ファンド「KDDI Open Innovation Fund」を通じて、ソフトギアへ出資を行った、と発表した。昨日も、同ファンドを通じて、スマートフォンを近づけるだけで鍵の開閉を可能にする「August Smart Lock (オーガスト スマート ロック)」を提供するAugustへの出資を発表している。

ソフトギアは、家庭用ゲーム機やPC、スマートフォン等の様々なプラットフォームに対応したオンラインゲームの開発会社。同社が開発した独自のオンラインゲームライブラリは、サーバーのリアルタイム処理や、ネットワークの高速通信、3Dグラフィックの高速描画処理を可能にすることで、同時に多人数が接続しても快適に操作出来る環境を実現できる。さらに、オンラインゲームの開発で培った技術やノウハウを活かして、2014年より、消費者と開発者の双方の視点からゲーム内の不具合を検出・改善するデバッグ・サービスをゲーム会社に提供し、より高品質なゲーム開発の支援を行っている。

『国内におけるスマートフォンゲーム市場動向調査』(CyberZ/シード・プランニング共同調べ)によればスマートフォンゲーム市場は2016年に約8200億円規模にまで拡大するとされている。また、スマートフォンの高機能化や、高速・大容量通信の普及に伴い、スマートフォン向けのオンラインゲーム開発においては、サーバーやネットワークを安定稼働させる高い技術力が求められている。

KDDIは、今後、スマートフォンゲームに加えて、様々なモノに通信機能を持たせようとするIoT の動きが活発化すれば、多様な小型機器の通信や制御においても、ソフトギアの技術力が活用されるとみている。(ZUU online 編集部)

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