コンビニエンスストア大手3社の決算が4月9日、出そろった。本業のもうけを示す営業利益で、ローソン <2651> とセブン&アイ・ホールディングス <3382> が過去最高益を出したが、ファミリーマート <8028> は減益となった。

セブン&アイ・ホールディングス <3382> の営業利益は前年比1%増の3433億円。同7.2%増の6兆389億円の営業収益とともに過去最高を記録した。淹れたてコーヒーを売りにする「セブンカフェ」がヒットするなどコンビニ事業が好調で押し上げたものの、総合スーパー事業のイトーヨーカ堂が苦戦し、営業利益は1%の伸びにとどまった。

ローソンは営業利益が前年比3%増の704億円、営業総収入は同2.6%増の4979億円だった。直営店舗は減少したものの、フランチャイズ店舗の増加で営業収入が増えたほか、ユナイテッド・シネマや成城石井の買収で、売上高が58億円増加した。

ファミリーマートは積極的な新規出店で売上高にあたる営業総収入は過去最高の3744億円となったが、新規出店に伴う販売管理費の増加などが影響し、営業利益は前年比6・7%減の404億円となった。個人消費の低迷が影響し、既存店で売り上げを伸ばせなかった。(ZUU online 編集部)

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