アートネイチャー <7823> は4月15日、タイに現地法人を設立させると発表した。同日開催された取締役会で設立を決議した。アジアでの事業拡大に向けた基盤強化が狙い。2012年にシンガポールに現地法人を設立しているほか、14年4月にはカンボジアでも海外生産子会社を設立するなど、東南アジアへの進出が続いている。

タイの現地法人は、かつら製品など毛髪関連製品販売を行う。設立時期は6月を予定している。アートネイチャーの全額出資子会社であるシンガポール現地法人が49%出資し、現地コンサルティング会社2社が51%の出資する予定。

アートネイチャーは、2011年に中国上海で現地法人を設立させるなど、アジア市場で販売網の整備を進めてきた。「かつら」というと中高年層の男性の悩みに寄り添うイメージがあるが、アジアでは「ファッション」として提案。シンガポールの百貨店などに出店し、主に女性向けのウィッグを販売している。髪の悩みをなくすだけでなく、ファッションとしての定着を図る考えという。

東南アジアでは日系のヘアサロンの進出も増えていることなどから、ファッション感覚でかつらをつける動きが広がる可能性が見込まれている。(ZUU online 編集部)

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