ミドリムシ(ユーグレナ)を活かしたベンチャーとして知られるようになったユーグレナ <2931> は4月17日、ユーグレナからジェット機向けの燃料を生産するバイオジェット燃料事業の実現に向けて、ユーグレナの培養方法の研究でカリフォルニア大学と協力すると発表した。
同社は今回、カリフォルニア大学サンディエゴ校と、ユーグレナに遺伝子組み換えを施した、バイオジェット燃料向けユーグレナの培養研究を開始する。なお、ユーグレナが海外で、ミドリムシの培養研究を行うのは初めてだ。
発表によれば、カリフォルニア大学サンディエゴ校は世界でも有数のユーグレナの研究機関となっており、米国環境保護庁の許可の下で遺伝子組み換え藻類の屋外培養を行った実績も持つ。同大学のノウハウや施設を用いて「スーパーユーグレナ」などのジェット燃料むけミドリムシの屋外培養の実験を、同大学とユーグレナが共同で行う。
具体的には、両者は、「遺伝子組み換えユーグレナの屋外大量培養に向けた研究」「天候等好条件下でのユーグレナの屋外培養による新たな培養データの獲得や培養候補地の検証」を共同で実施する予定。研究機関は2015年4月から9月となる予定だ。
ユーグレナからは、2名の研究員がカリフォルニア大学サンディエゴ校へ赴き、カリフォルニア大学サンディエゴ校と連携して研究を推進する。
両者の共同研究について、ユーグレナは「バイオジェット燃料向けユーグレナ等の屋外培養を行い、得た結果については将来の大規模培養候補地の選定等に活用する予定だ」としている。(ZUU online 編集部)
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