スズキ <7269> が4月22日、エンジン始動時に使うイグニッションスイッチに不具合があるとして、「ワゴンR」など計9車種計187万2903台について、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。先月、同じ不具合で約12万台のリコールを届け出ていた。

1回のリコール届け出数としては、国内で過去最多となる。

資料によると、不具合件数が89件、発煙報告が67件。イグニッションスイッチの接点部に使用するグリスが不適切なため、可動接点が固定接点から離れる際のアーク放電の熱で、グリスが炭化することがある。そのまま使用を続けると、発熱することでグリスが発煙し、最悪の場合には、火災に至るおそれがあるという。

対象となるのは、スズキ「アルト」や「ワゴンR」「スイフト」、マツダ「キャロル」「ラピュタ」、シボレー「クルーズ」など9車種63型式。1998年8月24日から2009年8月24日に製造されたもの。

改善措置として、スズキは全車両のイグニッションスイッチを対策品に交換する。リコールの対象となる使用者に対してダイレクトメールや販売店を通じで通知する。(ZUU online 編集部)

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