日本テレビ放送網 <9404> とソニー <6758> 傘下のソニー・ピクチャーズ・テレビジョン・ネットワークは4月22日、合弁会社を設立しシンガポールに有料放送新チャンネル「GEMアジア」を開局することを明きらかにした。

同チャンネルは、南アジア・香港地域を対象として開局され、日本テレビの番組を編成したコンテンツを中心として、中国・台湾・香港・韓国の番組を編成したコンテンツも提供するもの。

今回の合弁プロジェクトは、急成長する東南アジアの開拓という両者の思惑が一致したもので、日本のキラーコンテンツのひとつであるテレビ番組を同地域に広めることで、経済的にも政治的にも日本の価値を高めるよいチャンスとなりそうだ。

昨今、東南アジアでは、急速な経済成長とともに、有料テレビの普及が進んでおり、その中で特に日本を始めとする北アジアのテレビ番組のコンテンツに対する需要が高まっていた。

日本テレビは、昨年11月に発表した「日本テレビグループ 中期経営計画 2012-2015 Next60」の中で、10年後にアジアNo.1のメディア・コンテンツ企業になることと掲げていた。その一環として、「アジアを中心とした現地企業との協業を視野にいれた海外事業の推進」の取り組みを進めており、今回の合弁プロジェクトはその流れに沿ったものだ。

ソニー・ピクチャーズ・テレビジョン・ネットワークは、米カリフォルニア州のソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントの子会社で、テレビ番組の制作・販売およびテレビネットワークの運営を事業としており、世界中で累計12億世帯以上に番組を展開。東南アジアでは、韓流エンタテイメント「ONE」やアニメチャンネル「アニマックス」を運営していた。(ZUU online 編集部)

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