<為替:NY終値> 119.46-119.52
<日経平均>6日 19,531.63△ 11.62
連休前の日本市場は手仕舞い売りに押されて上値の重い展開となりました。ただ、引き続き日銀や年金の買いも見られて底堅く、冴えないながらも値持ちの良い展開となり、TOPIXは軟調でしたが、日経平均は小幅高となりました。
連休中の欧米株が軟調となったことやシカゴ市場(CME)の日経平均先物が大きく売られる場面も見られたことから売り先行となりそうです。「5月に株を売れ」と言う格言が取りざたされて、手仕舞い売りを急ぐ動きもありそうです。為替も対ユーロでは円安ですが、対米ドルでは円高となっており、買い手掛かりにもならず、連休の谷間と言うこともあり、買い気に乏しい中で引き続き日銀や年金期待と言うことなのだと思います。日銀や年金の買いが入らないとなると大きな下げとなるかもしれません。
20,000円が遠くなった感じです。19,500円~600円水準が上値になってしまうのかどうかを見極めるということになりそうです。本日も19,500円水準を保つようであれば、売り難くなるのでしょうが、戻りもいっぱいという感もあり、ここからは19,200円~300円水準で下げ止まるのかどうかを見に行くことになりそうです。
本日の投資戦略
毎年ゴールデンウィークの時には米国で波乱もあり日本市場では高値となることが多いのですが、今年も波乱となりそうです。今週もまだゴールデンウィークが続いているなかで、オプションSQ(特別清算指数)算出に絡む思惑や米雇用統計を控えての動きなども見られそうで、2つ間は波乱となりそうです。
日本市場が休場となっている間にシカゴ市場(CME)などの日経平均先物が大きく下落しており、売り先行となりそうです。下値の節目とすれば19,200円~300円、そして19,000円や18,800円となりそうで、「5月に株を売れ」とばかりに下値を試す動きもありそうです。
決算も今日明日、そして来週でほぼ出揃ってくるのですが、相場環境も悪く、慎重な見方となるものも多いと思います。決算発表で大きく売られたものの反発などは狙えるのだと思いますが、PBR(株価純資産倍率)などの低い、商社株や銀行株などの押し目を狙ういうということで良いのだと思います。ここまで買われていた食品株なども底値が確認できれば買い場となるのでしょう。チャート面で75日移動平均線や一目均衡表の雲などのサポートが確認できたものを拾うということになりそうです。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 <現・
アルゴナビス
> 、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。
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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
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