NYダウ 18,191.11 △ 267.05
NASDAQ 5,003.55 △ 58.00
CME(シカゴ市場)日経平均先物終値 19,655 円 △ 275 円
NY為替 119.72 円 △ 0.07 円
日経平均 19,379.19 円 △ 87.20 円

週末に米国株が大きく上昇となったこともあり、本日の日本市場は大幅高が期待されます。注目された米雇用統計は特に変わったこともなかったのですが、変わったことがなかったことが好感された格好で、欧州懸念も一服、中国の利下げもあり、決して環境は悪くないということでしょう。

「5月に株を売れ」と言われることを気にする向きも多いのですが、慌てて売るというよりは「下がれば買いたい」と言う感じではないかと思います。日銀や年金の買いも期待されますし、来週は日銀の金融政策決定会合もあり、またぞろ「追加緩和」が取りざたされることもありそうです。

週末の米国株が大きく上昇となったことや中国の利下げの話題などもあり本日の日本市場は堅調な展開が期待されます。ただ、欧州懸念や個別企業の決算に反応する動きもあり、大幅な戻りは期待されるものの上値も限られそうです。依然として「5月に株を売れ」と言うことも積極的な買いを手控えさせそうです。

19,500円~600円水準の節目をあっさりと抜けてくるかどうかというところです。19,500円~600円水準で上値が重くなるのか、値固めとなるのかを見極めるような動きになりそうです。主力銘柄の決算への反応も今一つと言うこともあり、上値の重さを試すことになりそうです。


本日の投資戦略

注目された米雇用統計は特に事前の予想と変わりはなかったのですが、米国株が大きく上昇したことや中国の利下げなどを好感して大きく戻しそうです。ただ、米国株高も何となく週末要因で行き過ぎた面もあり、まだまだギリシャ問題などがくすぶる中で上値が重くなる場面もありそうです。

個別の材料を見ても、大きく買われるような材料があるという事でもなく、逆に懸念される材料も多く、まだまだ上値も重いかもしれません。「5月に株を売れ」と言われていることで買い難く、世界的な金融緩和の流れのなかでは売り難く、いったん買われた後は方向感に乏しい展開となりそうです。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 <現・ アルゴナビス > 、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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