日本にも求められる「とんがった」人材

日本はこの領域は、実は意外に強いんです。音楽とかスポーツとかバレエとか。バレエっていうのは踊る方のバレエです。あんなところいったら日本の10代の奴らはそこらじゅうで活躍しています。

文部科学省のいる領域はダメなんです。文科省の犠牲者です、みんな。なぜかって言ったら、文科省というのは指導要領をもって、教えるじゃないですか。みなさん優秀だから、教えられたことを学んで吐き出して合格とやってきているんですよね。会社にいったら上司のいうことを聞くと。上司のいうことをきいたら、上司くらいにしかなりませんよ。親のいうことを聞いたら親くらいにしかならないよ。先生の言うことを聞いたら指導要領くらいにしかならないですよ。

こういう連中のいうことを聴かない人間がこれから重要になってくるわけです。

だから日本は絶望的ですよね。なにしろ、学校行くときに親が「ちゃんと先生のいうことを聞くのよ」っていって、帰ってきたら、「テレビなんか見ていないで宿題しなさい」っていうじゃないですか。こんな家庭でろくな奴が育たないですよ。もう宿題やるくらいだったらゲームでもやってなよというくらいの親じゃないとダメですね。

つまり、これって結構難しいんです。20世紀に日本があまりにもうまく行き過ぎたので、それを引き続き大量に作るという、そういうマシーンができちゃったわけですね。(ZUU online 編集部)

【関連記事】
大前氏が語る、21世紀競争の主戦場は「見えない経済大陸」
日本人大富豪ランキング トップ20の顔ぶれはこれだ!
日経新聞・四季報など全て閲覧可!?ネット証券は『情報の宝庫』
オリンパスが最終損益で赤字転落、特別損失計上で
上場へ再申請!時価総額1兆円か?LINEのIPO株を最速で手に入れるには?