ママズアイプロジェクト
(写真=HPより)

異物混入問題などで顧客離れが進む日本マクドナルド <2702> が5月11日から、一般の母親らに同社の生産現場を見学してもらい、意見などを公開する「ママズ・アイ・プロジェクト」を始めた。食の安全・安心に現役の母親の視点を活用し、信頼回復を図る考え。

発表資料によると、「食品ついて特に厳しい目を持っているのは家族を想う母親(ママ)である」との考えから、母親の目線に着目。現在子育て中の母親を中心に一般の人を含め、特設ウェブサイトで意見や質問を募集し、その内容を意見交換会で議論。複数の母親には直接、店舗や生産現場を確認してもらい、その内容をまとめて店頭配布のリーフレットなどで公表していく、というもの。視察第1回はマクドナルドが選んだメンバーが参加するが、公募も予定しているという。

意見交換会は「マクドナルドの食の安全・安心を確認するためにはどのような活動をすべきか」を議論するもので、月1回程度、定期的に実施するという。この意見交換会「Mom’s Eye Table(ママズ・アイ・テーブル)」には、プロジェクトリーダーとして放送作家の鈴木おさむ氏、日本マクドナルドのサラ・カサノバ社長兼CEOらが参加する。

マクドナルドでは、今年1月に福島県郡山市の店舗で提供したデザートにプラスチック片が入り、食べた子どもが口の中を切るケガをする異物混入問題が発生。その後も異物混入が相次いで発覚するなど、客離れが止まらず、4月の既存店売上高は前年同月比22%減だった。4月末には異物混入時の対応策を見直した対応改善策を公表。取り組みが信頼回復につながるのか、注目が集まる。(ZUU online 編集部)

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