シャープ <6753> は5月14日、2015年3月期の連結決算を発表した。最終損益で2223億円の赤字(前期は115億円の黒字)、営業損益で480億円の赤字(同1085億円の黒字)となった。赤字転落は2期ぶり。

売上高は前年比4.8%減の2兆7862億円、経常損益は965億円の赤字(前期は532億円の黒字)だった。

液晶テレビの販売減少に加え、中小型液晶の価格下落で売上高は減少。利益面ではソーラーパネル原材料の評価損の計上、主力生産拠点の亀山工場などで設備の減損損失を計上したことが響き、業績が悪化した。

シャープは同日、今年7月下旬以降に同社や国内連結子会社で3500人程度の希望退職者を募ることも発表した。

また、3月末時点の1218億円の資本金を6月末までに5億円に減らすことも発表した。

2016年3月期の業績予想については、営業損益で800億円の黒字見通しとした。リストラなど経営再建策で黒字化を目指す。売上高は前期比0.5%増の2兆8000億円の見通し。(ZUU online 編集部)

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