電通 <4324> が5月14日、2015年3月期の決算を発表した。2014ブラジルワールドカップや2020東京オリンピックのスポンサーシップセールスの好調もあって、国内外で事業が好調に推移。増収増益となった。
同社の14年度通期売上高は、7286億円(前年比10.4%増)、売上総利益6769億円(同10.1%増)、営業利益1323億円(同23.3%増)、当期純利益798億円(同20.1%増)となった。
売上総利益では、国内事業が同社単体で過去最高を達成し、国内事業全体で3339億円(前年比1.7%増)となった。さらに海外事業は成長率の高い地域や領域への進出や、米国・中国事業への注力の結果、前年を上回る3432億円(同19.6%増)となり、初めて海外事業が50%を超えた。
同社は、M&Aにも積極的で、14年度において主に新興市場やデジタル領域で25件の買収案件を手掛けた。特にデジタル領域では11件の買収を実施し、プログラマティック・トレーディング(データに基づきユーザーの関心度に合わせて種々メデャの広告枠を自動的に買い付ける)の売上アップにつなげている。
15年度については、世界の広告費成長率予測を前年比4.6%増と想定し、売上高6649億円、売上総利益6433億円、営業利益1000億円、当期純利益635億円と予測している。15年度から決算期を3月31日から12月31日に変更する予定。(ZUU online 編集部)
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