オンラインゲーム事業などを進めるガーラ <4777> は5月15日、2015年3月期の決算を発表し、2億8800万円の赤字を計上することを明らかにした。2014年末の前後で、同社の株価が元値の12倍以上にふくらんだものの、当初の3倍程度まで下落。その後また、同社の株価が当初の10倍程度まで回復しているだけに、今後の株価の推移に影響するか注目されそうだ。
発表によれば同社は今期の売上高として、6億8400万円を計上し、前期比で15.9%の減少。営業利益としては2億8800万円の赤字を、経常利益も2億5900万円の赤字という結果となった。
同社はオンラインゲーム事業を引き続き推進しながら、スマートフォンアプリ事業への移行を進めており、主要事業の移行が今期の厳し経営成績を盛り返せるかが問われる。
ガーラは、今期の決算結果について、スマートフォンゲームアプリ「Dungeons & Golf」(ダンジョンズアンドゴルフ)や「Flyff All Stars」英語版が想定より伸び悩んだなどの理由を指摘。自社で開発したオンラインゲーム「Flyff Online」(フリフオンライン)を題材にしたRPGゲームアプリ「Flyff All Stars」(フリフオールスターズ)のアンドロイド、iOS向けで世界的に展開したものの、まだ成果には結びついていないとのこと。
同社の株価は昨年末の12月1日時点で211円だったところ、今年の1月19日に2996円と14倍以上に一時、膨らんでいた。その後には、元値の約3倍となる630円前後までいったん株価も下落していたものの、新年度に入ってからは一転して上昇を続け、15日時点では、2128円とふたたび当初の10倍の株価まで回復してきた経緯がある。
このほど赤字の決算を公表したことで、ガーラの株価に週明け以降、影響するかどうかが一つの焦点になりそうだ。(ZUU online 編集部)
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