不動産経済研究所は5月18日、4月の首都圏のマンション市場動向の調査結果を公表し、1戸当たりの平均価格が5305万円に上昇を示すなど、引き続きマンション価格の上昇トレンドとなっていることを明らかにした。
発表によれば、2015年3月のマンション平均価格は、5186万円となっており、最新の価格の動向については、前月比で2.3%の増となった。さらに、前年の同月のマンション平均価格と比較すると、4846万円から459万円増加しており、1年前と比較しても上昇を続けている格好だ。
また、1平方メートルあたりの価格も上昇しており、4月の単価は75.8万円であったのに対して、3月の単価が73.6万円。マンション1戸あたりの価格と同様に、値上がりを示していることを不動産経済研究所は明らかにした。
他方で、発売戸数の減少も一つのトレンドなっていることを、同社の調査結果は示唆している。同社の調査結果によれば、4月のマンション発売戸数は2286戸となり、3月比で7.6%の減少となった。理由として同社は、マンション発売の延期が相次いだことを指摘している。
これにより新規発売戸数は、4カ月連続での減少になったとのことだ。また、4月末辞典での繰り越し販売在庫は4907戸となっており、3月に比べて311戸の減少となったものの、前年の4月末での在庫は3581戸となっており、在庫の積み上がっている状況となっている。(ZUU online 編集部)
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