三菱重工業 <7011> と日立製作所 <6501> が共同で設立した火力発電事業統合会社の三菱日立パワーシステムズは5月22日、丸紅 <8002> と共同で、韓国の新平澤天然ガス発電所向けのM501J形ガスタービン2基と蒸気タービンを受注した。併せて、新平澤発電と長期保守契約も締結した。これにより首都ソウル周辺の電力需給を支えることとなる。

このほど三菱日立パワーシステムズが受注したガスタービンは、同発電所を構成する発電設備の中核機器。2014年12月の春川エナジー向けに次ぐ連続受注で、これにより、最新鋭M501J形ガスタービンの韓国向け受注は計16基となった。

同社のJ形ガスタービンは世界最高水準の高効率運転を実現している。2009年の市場投入以来国内外で受注を拡大しており、その受注数も累計で38基に達している。

韓国市場は、大型ガスタービンを備える発電所の発注がこの5年間で1300万kW規模に達するなど拡大してきており、三菱日立パワーシステムズがそのうち3分の2相当の約850万kW分を受注した経緯がある。同国大型ガスタービン市場における同社のシェアは1位となっている。(ZUU online 編集部)

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