終わってみれば6連騰、と先週は堅調な地合いが続きました。本日も週末の日経平均先物が堅調となっていたこともあり、堅調な展開が期待されますが、ウィークリーオプションの動きが気になります。売買高がどれだけできるのかわかりませんが、先週の上昇もこのオプションの影響であったとしたら、今週も波乱要因となって来そうです。

米国株安となったのですが、円安となったこともあり、日経平均先物が夜間取引やシカゴ市場(CME)で買われていたこともあり、堅調な始まりが期待されます。ただ、新しく取引が開始されるオプション取引の影響もありそうで、指数だけが振らされるということもありそうです。高値警戒感もあり、上値の重さが気になると手仕舞い売りを急ぐ動きもありそうです。

先物が買われていることで堅調な展開が期待されますが、20,300円台では上値も重くなりそうです。いったん手仕舞いの動きが出ると20,000円台固めと言うことでの調整は見られそうです。一気に売られることはないのかもしれませんが、「もたついた動き」にはなってくると思います。

本日の投資戦略

先週末も相変わらず堅調な展開となり、週末の夜間取引でも、シカゴ市場でも日経平均先物が堅調な展開となっており、本日の日本市場も堅調となりそうです。ただ、先週の好調な相場がウィークリーオプションに絡む動きであったとすると、オプション次第では下にも上にも波乱要因となるということだと思います。

「5月に株を売れ」と言われていましたが、今年はここまでは特に売り急ぐ動きも見られず、5月相場も高値を更新するなど堅調となっています。ただ、一昨年の急落があった時も「今年は『セル・イン・メイ』はなかった」と思われたところでの急落であったわけで、今年もまだまだ予断は許さないのでしょうが、そう思っているうちは何事もない、ということになるのかもしれません。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 <現・ アルゴナビス > 、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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