小泉政権時代の郵政民営化をはじめとして政界でも活躍してきた、竹中平蔵慶應義塾大学教授が、安倍総理率いる現政権が推進してきた経済政策「アベノミクス」に及第点をつけた。東京で開催している、不動産関連のイベント「ULIアジア太平洋サミット2015」の6月3日の日程の中で同氏が言及した。

日経平均株価が12日連続で前日終値を上回るなど、市場については記録的な好調が持続しており、少なくとも市場は好意的に受け止めている。特徴的なのは「3本の矢」として、「金融政策」「財政政策」「成長戦略」を打ち出している。

同経済政策について、その採点について、 「ULIアジア太平洋サミット2015」で 尋ねられると、竹中氏は記者の質問に答えて安倍晋三総理自身が67点だと自己採点していたことを引き合いに出しながら、同採点に「合理的で彼のスコアに同意したい」と言及。優良とは言いがたいものの、及第点には達している評価に賛成した格好だ。

さらに、同教授はイベントの中で、安倍総理のメンターでもある、米・イェール大学の浜田宏一名誉教授が2年前につけた評価を紹介。浜田教授が、第一の矢については「A」、第二の矢については「B」、第三の矢については「E」、アベノミクスの評価は「ABE」だ、と話していたエピソードも交えて紹介し、会場の笑いを誘った。(ZUU online 編集部)

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