6月4日、楽天 <4755> は最大1880億円を公募増資で調達することを決議したと発表した。新株の発行価格は6月23日から26日の間に決定される。払込期日は6月30日から7月3日までのいずれかの日。グローバル・コーディネーターは大和証券株式会社となる。

調達した資金は約1697億円を銀行から借入金の返済資金や償還資金に充てられ、残りを設備投資資金に充当する。設備投資では「楽天市場の運営などインターネットサービスの事業に必要なハードウェア・ソフトウエアの開発や取得」に充てるほか、本社施設・設備などに充当される予定だ。

今回の公募増資にあたり同社は「変化の激しいインターネット業界の中で、当社グループが今後も持続的に成長するためには、強固な財務基盤が必要と考えております」とコメント。

M&Aなどを通じて「楽天経済圏」を拡大してきた同社だが、この資金調達を通じて財務戦略の柔軟性を高めさらなる加速を目指す。

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